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1day3000

ぽたろう、「1day3000 第8弾」の寄付先へ結果報告

社内ウォーキングイベント運動習慣改善1day3000
企業 株式会社ONE COMPATH
担当部署 1day3000運営事務局

2023年2月7日~16日に開催した「1day3000」第8弾では、参加者の歩数に応じてSDGsに関連した取り組みを行う2団体へのチャリティ企画を実施しました。
子どもの宅食事業を展開するNPO法人フローレンス、国内外の様々な「森づくり・人づくり」活動を支援する国土緑化推進機構の「緑の募金」です。

寄付金は、毎日3,000歩の目標を達成した人の割合で決定するもので、57.262%の達成率だったため、572,622円に決定いたしました。
また参加者には今最も支援したいSDGSの目標を選択してもらい、達成人数が多い目標に取り組む団体に寄付金が多く分配されるルールにしました。

3月上旬、ぽたろうは、フローレンス及び国土緑化推進機構へ、結果報告を兼ねて寄付金の目録をお渡ししに行ってまいりました。

社会課題に取り組む2つの団体に改めて活動についてお伺いし、寄付金がどのように使われるかインタビューしてきました。
ウォーキングイベントを通じて社会課題を認知するきっかけになればと思います!

結果発表 毎日達成者 17229名/参加者 30008名 達成率 57.262%
寄付金 認定NPO法人フローレンス ¥343126 緑の募金 ¥229494

フローレンスへ結果報告

まずは子どもの宅食事業を展開するNPO法人フローレンスにお邪魔しました。
みんなで社会変革事業部 寄付担当の山﨑様、太田様、松山様が笑顔でぽたろうを迎えてくださいました。

ぽたろうから目録をお渡しし、みんなで記念写真を撮影しました!

フローレンスの皆様よりコメント

山﨑様「このたびはありがとうございました。1day3000でフローレンスを知っていただいた方もいると思います。イベントを通じて楽しんでいただきながらチャリティに繋がり、大変ありがたいことだと思っています」
松山様「チャリティに関しては、何かしたいと思っても、何からやればいいんだろうと一歩を踏み出せない方もいらっしゃると思います。ウォーキングで体を動かすこととチャリティが連動すると感触として残りますので、大変ありがたい取り組みだと思います」
太田様「アプリですので離れていても繋がることができ、コミュニケーション活性化させながら社会貢献を通して志を1つにできるというところに大変意義があると思いました」

親子にまつわる様々な課題解決を目指す

―改めまして活動内容を教えてください。

フローレンスは、「みんなで子どもたちを抱きしめ、子育てとともに何でも挑戦でき、いろんな家族の笑顔があふれる社会」というビジョンを掲げ、親子にまつわる社会課題の解決を目指し活動しています。

最初は「病児保育」から活動をスタートしました。子どもに37.5℃以上の熱があるなど体調不良の時は子どもを保育園に預けることができません。そんな時にご自宅に訪問して保育を行う「訪問型」そして「共済型」という形で「病児保育」を行っています。そこから様々な親子にまつわる社会課題に対し、事業を通じて支援をしています。

他にも、待機児童の問題に対して、2010年から小規模保育園「おうち保育園」をスタートしたり、障害児保育問題、“孤”育て問題、子どもの貧困問題、赤ちゃん虐待死問題、それから、まだまだ可視化されていない社会課題に対してソーシャルアクションを起こしています。こうした活動を通じて、より社会課題の認知をあげ、みんなで解決することを目指しています。

我々は、利用者から利用料をいただいて活動する事業収入は7割強ほどですが、利用料をいただきにくい事業に関しては寄付金で運営しています。その1つがこども宅食事業です。

SOSを適切に把握するため関係構築に力を入れる

こども宅食事業は、各家庭に食品を定期的にお届けすることをきっかけに、ご家庭を見守り必要な支援につなげていく事業です。ご家庭とコミュニケーションをとりながら、支援対象者に何か変化や困難なことがあったときに、よりスムーズに行政や専門機関に相談できるような関係構築に力を入れています。

今回いただきました寄付金は、こども宅食事業における物品の保管費用や配送費用などに活用させていただきたいと思っています

―こども宅食事業でお送りする品物は具体的にどのようなものがありますか?

梱包量で6~7kg程度です。お米や味噌汁、あたためるだけで食べられるようなパウチの食品などですね。お菓子も家にお友達を招いた時に出すことができたりと喜ばれる品物です。また、子どもに費用を割くために自分のためにお金を使うことを控える方もいるので、化粧品や日用品をお届けしたりもしています。

日本における子どもたちの貧困は見えづらい

―こども宅食事業のニーズは、どのように見つけるのでしょうか?

日本における子どもたちの貧困は、見えづらいという現状があります。例えば服などは比較的安価に購入できて見た目では分かりません。他にも様々な要因がありますが、相対的貧困といって国の文化水準と照らし合わせた貧困状態を表す指標を見ると、子どもの7人に1人が貧困です。

こうした貧困家庭に対して、行政と協力するなどして必要なご家庭へ案内をしています。お申込みのハードルもなるべく低くしたいと思い、LINEで簡単に登録ができるなど工夫をしています。

―活動で大変なところを教えてください。

寄付金で運営している事業ですので、どうしても金額によって展開できる活動が変動する側面があります。エリアや時期によっても多少ニーズが変動することがあり、応募いただいた分全てに対応することが難しく抽選性にせざるを得ないこともあります。

―最後にメッセージをお願いします。

私たちだけではなくNPOの多くは、行政や企業などがなかなか対応できない課題に取り組んでいます。知られていなくても大事なことに取り組んでいると思います。今回の「1day3000」のような取り組みを通して団体を知っていただくことで、より仲間が広がり支援も広がっていくと思います。今後ともどうぞ宜しくお願いします。

―ありがとうございました!

真剣な表情でぽたろうの結果報告を聞くご担当者のみなさん

国土緑化推進機構へ結果報告

次に国内外の市民団体等による国内外の様々な「森づくり・人づくり」活動を支援する公益社団法人国土緑化推進機構にお邪魔しました。

常務理事の瀬戸様、募金業務部の箕輪様、そして「緑の募金」キャラクター「どんぐりくん」が迎えてくれました。

ぽたろうとどんぐりくん 目録贈呈式の様子 かわいい!

国土緑化推進機構の皆様よりコメント

瀬戸様「我々の活動を知っていただく機会になり、ありがとうございました。従業員の健康を考えている企業がこれだけ多いことに驚かされました。」
箕輪様「森林での普及啓発のイベント等があるときは歩くのですが、基本的にデスクワークが中心です。我々もウォーキングを意識できればと思いました。」

森と人を育て、森林の若返りを図る

―活動内容を教えてください

国土緑化推進機構では、「緑の募金」などを通じて国内外での森づくりや人づくりを推進しています。
もともと、第二次世界大戦によって荒廃した土地に緑を戻すために設立されました。それから約70年、豊かな山々、森に緑が戻ってきたのですが、過疎化等による手入れ不足によって再び荒廃が起きてしまっています。
「緑の募金」では、そのような森を使い育てて、再び若返らせることを目指しています。森林の整備や保全を行っているボランティア団体やNPOなど市民団体様の活動を、皆様から寄せられた募金で支援、助成するのが役割です。
人の手で整備をしないと森は元気がなくなってしまいます。具体的には森林の活力を支えるため、植樹や間伐などを行っています。また、震災や豪雨など自然災害で大きな被害を受けた地域の復旧や緑化の支援も行っています。
さらに、子どもたちに体験学習を通して森林の重要さを学んでもらう森林環境教育、若い世代に向けた森づくりの人材育成などに役立てられています。

―人材育成にも役立てられているのですね。

市民団体の中には、活動を維持したくても若い世代が集まらずに苦労しているところも多いので、森づくりのリーダーを育てる活動も重要ですね。小学生がすぐに森づくりのリーダーになるわけではありませんが、未来の森に関わる人材をつくるために、子どもたちに向けた活動も行っています。
国内だけにかぎらず、インドネシア共和国やパレスチナなど熱帯雨林や乾燥地での環境改善を行っている団体も応援しています。コロナの影響で海外に行くだけでも大変な時期が続きましたが、最近では緩和され再びスムーズに活動しているようです。

募金の参加方法はさまざま

ボランティア団体やNPOのほか大手企業とも一緒に活動しています。例えば大手コンビニエンスストア様だと、レジ横に設置された募金箱を設置して募金額を寄付いただくほか、子どもたちとともに植樹や森林教室を行っていただいています。

他にも寄付金付きの商品購入では販売価格の一部が募金になったり、緑の募金マーク付きの自動販売機でも一部が募金に充てられたりと、多くの人に参加いただける方法を実施しています。

また、各都道府県にある緑化推進委員会ではご家庭から募金いただくこともあります。実は募金の半分以上がご家庭からの寄付です。

子どもたちが森に触れる機会が減っている

―活動で大変なところはありますか。

支援する市民団体様も基本的にはボランティアを集めて活動していますが、コロナ禍ではボランティアの方を集めることが難しかったようです。

また、我々としては子どもたちにむけて森やそれに関わる産業に親しんでもらうために体験学習を行っていますが、今の子どもたちは忙しいんですよね。特に学校のカリキュラムや先生、親御さんも忙しい。なかなか体験学習に触れてもらう時間を取ってもらえないのが悩みです。地方に住み近くに森や山がある子どもたちでも、実際に自然に触れることが少なくなってきています。

関心を持っている若い人が森を育てるリーダーになっていく道筋をきちんと作っていくことが大切だと思います。

―最後にメッセージをお願いします。

1day3000では、従業員の健康を考えている企業がこれだけ多いことに驚かされました。チャリティに寄付することが歩くことのインセンティブになっているということが、とてもよい取り組みだと思いました。今回の企画で我々の緑を守る活動を知っていただき、協力したいと思って頂いた方がこんなにいたことが大変嬉しいです。

―ありがとうございました!

「日本の森林は緑は多くなったが生物多様性の観点から言うと多様性がまだ十分でない」とのこと

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