社員の職場環境改善と健康増進が私たちのミッション
―前田さん・中西さんの部署や役割について教えていただけますか?
中西氏:管理本部総務部健康経営推進グループに所属しています。社員の職場環境の改善や、健康診断の結果を見ながら健康増進の企画をしています。現在は私と前田とグループリーダーの3名で運営しています。
建設業特有の健康課題に挑戦!
-aruku& for オフィスを導入しようと思った背景を教えてください。
前田氏:同業他社が健康経営銘柄を取得したことに刺激を受け、弊社でも健康経営優良法人認定を目指すことにしました。そこで、健康課題を分析したところ建設業界特有の「夕食の時間が遅い」「飲酒頻度が高い」等の生活習慣の乱れから、特に男性社員の肥満率が高く、若いうちから肝機能・血中脂質の有所見率が高いという結果が分かり、社員の生活習慣の改善が課題として浮上しました。
シンプルで導入しやすい!ゲーム性のあるアプリに決定
―なぜaruku& for オフィスを選んだのですか?
前田氏:ワン・コンパスさんが主催する企業対抗ウォーキングイベント『1day3000』に何度か参加させていただいておりました。参加した社員からアプリが良かったという声が多く、管理者側も操作が簡単だと感じました。最低限の機能でシンプルにできるところが、会社としても導入しやすかったですね。あとは正直、他社と比較してもお値段がリーズナブルというところも良かったですね(笑)。
健康セミナーに参加しない層もウォーキングイベントには参加!体重減少の声も
―導入後、どのような効果がありましたか?
前田氏:健康セミナーに参加しない層もウォーキングイベントなら参加してくれるんじゃないかと期待していました。この期待通り、最初のウォーキングイベントでは、健康セミナーの参加率よりも10ポイント程度高い、30%程度の参加率を達成できました。ウォーキングイベント実施後のアンケートでは『食事制限だけでは落ちなかった体重が落ち始めた』という声もありましたし、『「いま何位?」「このニックネームの人は誰だろう?」という話で日々の話題になった』という意見もありました。部署を超えたコミュニケーションのきっかけにもなりましたね。また、導入後二年目には、参加率70%以上を達成しました。
中西氏:数字にも効果が現れています。aruku& for オフィスでウォーキングイベントを実施すると、社員の1日あたりの歩数の中央値が1,000歩以上も増えるんです。
さらに、健康診断時の「日常生活において歩行又は同等の身体活動を1日1時間以上実施していますか」という問診項目に「はい」と回答した方が、二年間で14ポイントも増えたのです!
当初の課題だった生活習慣の改善にも効果が出ています。
次は同業他社や取引先との共同イベントも!
―今後の展望を教えてください。
前田氏:同業他社や取引先との共同イベントができれば、無関心層をさらに取り込めるんじゃないかと考えています。例えば、九州の同業他社とは野球大会を例年やっているので、そういったつながりを活かせないかなと。新鮮な気持ちで盛り上がれるイベントを今後も企画していきたいです。