社内コミュニケーションを活性化するための取り組みとは?
重要性や事例をご紹介
2024.02.26
企業は多様な人間関係で成り立っており、社員同士のコミュニケーションをいかに活性化するかは企業経営にとって重要な課題の1つです。社内コミュニケーションを活性化することで生産性や社員のモチベーションアップにつながりますが、「どのように社内コミュニケーションを活性化させれば良いかわからない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、社内コミュニケーションを活性化するための取り組みやポイントをご紹介します。
社内コミュニケーションの重要性
社内コミュニケーションとは、社員同士が情報や意見を共有し、協力し合うことです。
社内コミュニケーションが活性化することで、以下のメリットが期待できます。
スムーズな情報共有による生産性・収益アップにつながる
社内コミュニケーションが活性化すると、社員同士がタイムリーに情報共有できるようになり、業務の効率化や生産性の向上につながります。また、社員同士の連携がスムーズになることで、顧客が何を求めているかといったニーズを的確に把握でき、迅速にサービスに反映され、顧客満足度向上が期待できます。顧客満足度が向上することによって会社の信用にもつながり、収益アップも期待できることが大きなメリットです。
社員の働きやすさやモチベーションアップにつながる
社内コミュニケーションが活性化すると、社員同士の信頼関係や連帯感が高まり、それにより、社員が働きやすい環境になります。また、社員同士の交流が活発になることで、仕事の楽しさややりがいを感じやすくなり、さらに社内の風通しが良くなることで意見もしやすくなり、モチベーションアップにつながります。
このような働きやすさや、モチベーションの向上は従業員の定着率向上にも寄与します。
社内コミュニケーションの活性化は企業に大きなメリットをもたらしますが、現在多くの企業が社内コミュニケーションに関する課題を抱えています。
具体的には、上司・部下間、経営層・社員間などの「縦のコミュニケーション」と、同僚間、拠点間などの「横のコミュニケーション」の不足が挙げられます。さらに近年では、テレワークによる働き方の変化により、これまで取れていたコミュニケーションの機会の減少がコミュニケーション不足の原因となっています。
社内コミュニケーションを活性化させるためのポイント
社内コミュニケーションを活性化させるためには、社内の環境・雰囲気・共通の話題作りを積極的に行うことが重要です。
例えば、社員同士が交流しやすいように、休憩スペースや食堂のレイアウトを工夫したり、社内報やSNSなどを使って交流できるきっかけを提供したりすることが有効な方法としてあります。
また、新しい取り組みに積極的に挑戦できる社風にし、社内イベントの開催、社内レクリエーションといった企画を積極的に行うようにすることも重要です。
このような取り組みを効果的に行うためには、会社全体で取り組む必要があります。経営層の側から社内コミュニケーションの重要性を訴えかけ、社員一人ひとりが意識してコミュニケーションを図れるような環境を整えることが大切です。
社内コミュニケーションを活性化させる取り組み
社内コミュニケーション活性化のための方法はさまざまですが、以下では多くの企業が取り入れられる具体的な取り組みをご紹介します。
社内報の発行
社内報は、社員同士のコミュニケーションを促進するだけでなく、経営方針や社内ニュースなどを社員に伝えるための効果的なツールといえます。社内報を活用して、社員同士の交流を深める企画や、社員同士の交流を促す記事を掲載することなどが効果的です。
1on1ミーティングの実施
1on1ミーティングは、上司と部下が1対1で面談するミーティングであり、縦のコミュニケーションを活発にする上で非常に重要です。1on1ミーティングを活用して、業務に関する話題はもちろん、プライベートに関する話もすることで上司と部下がお互いの理解を深めることができ、信頼関係の構築につながります。
コミュニケーションツールの導入
直接・対面のコミュニケーションはいつでも手軽に行えるわけではないため、非対面の場でも社員同士のコミュニケーションを円滑にとれるツールを導入することも重要です。例えば、グループウェアやチャットツール、ビデオ会議ツールなどを導入して、社員同士が気軽にコミュニケーションを取れるようにする工夫が求められます。
リフレッシュスペースの設置
リフレッシュスペースやミーティングスペースなど、社員同士が気軽に休憩や交流ができるスペースをオフィスに設置することも効果的です。リフレッシュスペースを充実させることで、社員同士が気軽に交流できるようになり、異なる部署間など横のコミュニケーション活性化につながります。また、リフレッシュスペースは求職者も魅力的に感じやすく、採用活動を成功させる上でも効果的です。
社内イベントの実施
季節のイベントやレクリエーションなどのイベントを開催することで、社員同士が交流する機会を作ることができます。
ただし、一過性の季節のイベントだけでは交流する機会が少なく、イベントの内容によっては参加する人が限られてしまう可能性があることには注意が必要です。そのため、社員全員が参加しやすいイベントを定期的に実施することが重要となります。
社内でウォーキングイベントを実施してコミュニケーション活性化につながった事例
「どこを歩いたの?」など部署を越えて会話が生まれるように|
日本生命保険相互会社様
日本生命保険相互会社様は、全国に約7万名の職員様が在籍しており、事業所が約1,500か所あることから、全国一律で社内イベントや施策の実施に苦戦していました。
そのような中、全国を巻き込んだウォーキングイベント「NISSAY WALK」を開催し、社員の健康増進や社内コミュニケーションの活性化に成功しました。
このイベントはスマートフォンアプリを使用して誰でも参加できるウォーキングイベントで、所属ごとで平均歩数を競い合う形などで実施をしました。その結果「内勤が多い部署が意識して外を歩くようになった」「一駅多く歩くようになった」など歩くことや健康を意識するきっかけづくりに成功しました。
また、部署の違う社員同士で「週末はどこを歩いたの?」「何歩歩いたの?」といった会話が生まれ、職員同士のコミュニケーションツールにもなりました。スマートフォンアプリを活用して誰でも参加しやすいイベントであることが、多くの方の参加を促し、コミュニケーションの活性化にもつながったようです。
日本生命保険相互会社様の事例の詳細についてはこちら
「aruku&(あるくと) for オフィス」でウォーキングイベント開催・コミュニケーション活性化を実現
日本生命保険相互会社様のウォーキングイベントの実施にあたっては、企業向けのウォーキングイベントサービス「aruku&(あるくと) for オフィス」が活用されています。
ウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」では、社内の従業員同士でランキング形式で歩数を競い合うような独自のウォーキングイベントを開催できます。またゲーム内のイベントやミッションなど楽しく歩くための様々な仕掛けにより、ユーザーに自発的かつ積極的にウォーキングに取り組んでもらうことができます。
「ウォーキングイベント」は、歩くだけで参加できる比較的参加しやすいイベントであるため、多くの人に参加を促すことが可能です。イベントに多くの従業員が参加してくれることで、参加者の間で「共通の話題」ができ、コミュニケーションの活性化にも貢献します。
ウォーキングイベントは、社員のコミュニケーションを活性化させるだけでなく、さまざまなメリットがあります。
以下の資料ではウォーキングアプリ「aruku&(あるくと)」を実際に活用して得られたウォーキングイベントによる効果を独自のアンケート結果によりご紹介しています。
社内コミュニケーション促進のためにウォーキングイベントをご検討中の方は、是非ご覧ください。