一方、減量を主体とした運動では、最大酸素摂取量の50%くらいの強度が最もよく利用されています。
そこで、ほとんどの運動処方では、目標となる運動強度に対応する心拍数を推定する方法が用いられています。
HRRは、[最大心拍数―安静時心拍数]で算出されます(最大心拍数は、220から年齢を引いて推定)。
ブリーズ博士の方法を参考にして、たとえば肥満症や糖尿病の患者さんの運動処方の場合、次のような3種類に区別すると良いでしょう。適切な運動強度の指標となります。
・目標心拍数(拍/分)=安静時心拍数+50%HRR
・上限心拍数(拍/分)=安静時心拍数+60%HRR
どうもこの方法は難しいと思われる方は、主観的運動強度というものがありますので、自分の主観的な感覚で、「ややきつい。でも30分は続けられる」、「冬でも少し汗ばむ程度」の運動などを目標に設定して続けてください。