この心臓に酸素やエネルギーを供給しているのが、冠動脈といわれている血管です。
心臓は酸素を使って大半のエネルギーをつくっているので、酸素が足りなくなると致命的な状態になります。
この冠動脈が細くなったり、詰まってくると、心臓の機能は落ち、狭心症や心筋梗塞を起こしたりします。これらを虚血性心疾患と呼びます。
虚血性心疾患の最適な予防には、週に2000キロカロリーの身体活動が必要といわれています。
言い換えますと、医学的にもはっきりとした心臓病の予防効果を得るためには、1日1万歩を目指し、少し早めの歩行を週5~6回続けると良いことになります。
①善玉コレステロールが増えるので動脈硬化が予防できる
②冠動脈自身が太くなり、心臓に酸素や栄養素を運びやすくなる
③血液がドロドロしたり、固まったりしにくくなる
④心臓の負担度が減る(収縮期血圧と心拍数の低下の結果として)
⑤糖代謝が良くなり、血中インスリン濃度が低下する
⑥心臓のリズム障害(不整脈)の発生率が低下する
⑦正常体重の維持