コラム

自律神経は運動で戻る!

2019年4月24日
提供元:
NPO法人EBH推進協議会
株式会社ライフケアパートナーズ
更年期外来に受診に来た女性の自律神経を計測して、平均値を基準に、平均値のより低い人(低値群)、高い人(高値群)の二つにグループ分けして、投薬を受ける前に、各種のデータを取りました。
そうすると、体脂肪も、BMIも、自律神経が低い人は太っておられます。コレステロール値も高い、LDLコレステロール、中性脂肪も高い。さらに、血圧も高い。つまり女性にとっては、自律神経の機能が低下していくと、結構厳しい状況になるということです。
じゃあどうするんだということで、運動してもらうと、自律神経の機能は回復します。
平均年齢59歳ぐらい、皆さん閉経を迎えた人たちです。
週4回、ウォーキングを続けますと、運動を始めてから5週目、12週目と見ていくと、副交感神経の機能が戻ってきています。
12週間続けてもらうと、交感神経も副交感神経も、ものの見事に変わります。
運動していますので、体重も落ちて脂肪もとれた。
自律神経が戻ると、後は楽に調節ができますから、リバウンドもしません。
ですから、食事で100キロカロリー減らすことと、がんばって運動して100キロカロリー消費することは、イコールではないのです。
食事制限すれば痩せられますが、痩せても自律神経は変わりません。どっちをとるか。やはり運動したほうが効果は大きいわけです。