自分の体重が適正範囲にあるかどうかは、体格指数であるBMI(Body Mass Index)を用いることでわかります。
BMIが25以上なら肥満、18.5から25未満が普通体重、18.5未満なら低体重(やせ)と判定されます。
食事摂取基準では、死亡率や病気の発症率をみた研究などから、総合的に判断して目標とするBMIの範囲を示しています。
太り過ぎると、糖尿病・脂肪肝・睡眠時無呼吸症候群など肥満と関わりある病気になりやすくなる一方、やせすぎはフレイル(虚弱)、慢性閉塞性肺疾患や骨粗しょう症の悪化につながります。
年齢と目標とするBMIの範囲は表のとおりです。
例えば、45歳で身長=170㎝の人なら、目標とするBMIの範囲は18.5~24.9になるので、適正な体重の範囲は53.5㎏(=1.7×1.7×18.5)~72.0㎏(=1.7×1.7×24.9)になります。
日本での研究をみると、痩せすぎの人が最も短命で、小太りの人は痩せすぎの人に比べると平均余命は長いのですが、肥満のままでいると痩せている人より生活習慣病に罹患しやすく、医療費が多くかかるかもしれません。やはり適正体重を維持することが大切ですね。